♪〜♪〜♪〜
ピカッ
「うわ、」
ゴロゴロゴロ……
ペラリ癖
コンポでCDを聞いてたら雷が鳴り出した
そういえば今日雷だって天気予報でお姉さんが言ってたっけ、
あっ、洗濯物取り込まなくちゃ!
まだ雨も降りだしたばかりらしく洗濯物は無事だった
PPPPPP...
洗濯物を取り込み終わって安心していると携帯が鳴った
「もしもし〜?」
「あ!!?雷平気!?俺行こっか!?」
電話の相手は幼なじみの横山裕
ま、幼なじみっていっても裕くんの方が2コ上だけど
顔がキレイだのバスケが上手いだのなんだかんだいってモテる
実際はわがままなだけなのに(笑)
「あ、裕くん?あたし雷怖くないよ〜」
「女なんやからちっとは怖がれや!」
「怖くないものを怖がれと言われても(苦笑)」
でたよ横山名物無理すぎるわがまま
怖くないんだから怖がれないっつーの、
「お前なあー;そーゆー時は1人じゃ怖いよー、裕くん来てー、とか言うんが基本やろっ!」
「だって怖くないしそのうち雷止むだろうし」
「ったく;男心を勉強せぃ!」
「いやいや;裕くんの男心を勉強して裕くんの男心をくすぐってもしょうがないし(笑)」
「せやからには彼氏ができないねんぞ!せっかく俺が心配してやってんのに、」
電話越しでも裕くんのスネてる顔が想像できる 笑
ま、せっかく心配してくれてるんだし怖がってやるか♪
「わかったよー;1人じゃ怖いよーっ(←棒読み)」
「ほな待っとけ!!」
プツッ―
あれ?
電話切れた
ったくなんだったんだろ(笑)
あたしが携帯を閉じてまもなく家のドアが開く音がした
ガチャ
「おじゃましますっ」
ドタドタ..
ガチャ
「大丈夫か!?」
「へ?」
なんと目の前には横山裕
なんで?
裕くんの家からあたしの家までは頑張って走っても5分かかるのに、
「来るのずいぶん早くない?」
「好きな女が雷怖がっとるかもって思ってお前の家の前で待っとったんや!」
「好きな女?」
「あ、ちゃう、それは間違えた////」
でたー、裕くんのペラリ癖〜
あたしは今まで何回ペラッて告白されたんだろ(笑)
ま、今日もそこは流しといてあげるけどー
「と、とにかく!雷が止むまで一緒に居ったるからな!」
「ありがとーね(笑)」
何年かかっても裕くんがちゃんと告白してくれるまで待つよ
もう答えは決まってるんだから!
***あとがき*************
かなり昔に書いた短編小説(・∀・)
ずっとUPするの忘れてた(゜∀゜)
ゆうちん本当にペラリ癖あるらしいですね(笑)
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