『浪花中学元3ー2組同窓会のお知らせ』
届いた手紙をみて胸が高鳴った
会えるかも………
侯くんに。
同窓会
中学を卒業してからもう10年以上が経った
侯くんを含め、みんなに会うのは卒業以来
特に侯くんなんか今じゃ売れっ子アイドルなわけでそう簡単に会える相手じゃない
あたしはできるだけオシャレをして同窓会の会場に向かった
カラン カラン
「え!?もしかして!?」
会場になった地元のバーを開けると、中学時代親友だったが飛びついてきた
「やんなあ!?めっちゃ久しぶりーっ!!」
「会いたかったあーっ!!むっちゃ可愛くなったなあw」
「なに言うてるんよ(笑)もめっちゃキレイやでw」
「えーw知ってるw(笑)」
「あははっ笑」
と昔みたいなアホな会話をしてやっぱ地元の友達ってええなって思った
ふと店内を見回してみるとけっこうみんな集まってて
侯くんもいるのかな、って探してみたけど侯くんの姿はみつからなかった
「横山まだ来てへんねんなあー」
「え?」
「今、横山のこと探しとったやろ?(笑)中学の時は横山のこと好きやったもんな、」
「やって男前やし面白いし優しかったんやもん」
「あん時告っとけばよかったんにー 今じゃ女たくさんおるかもやで?」
「もうとっくに諦めついてるからええもん!」
にそうは言ってみたものの、全然諦めなんかついてなくて
(やって好きやった人がジャニーズ入ってテレビ出て歌ってるんやで?嫌いになれるわけないやん)
むしろ中学の時より想いは募ってて
今日楽しみにしてたんに侯くん来てないやなんて……
カランカラン
同窓会が始まって2時間ぐらい経った頃、店のドアが開く音がした
侯「うぃーっす!」
入り口を見ると侯くんが入ってきてて
他の女の子が侯くんに声をかけようと近くに行くのが見えた
「お前来るの遅いねん!」
侯「俺やってはよ来たかってんけど収録があってんもん〜」
「もうオッサンやのにアイドルはきついんちゃうんか!?笑」
侯「お前よりはまだいけるわアホ!!笑」
耳が勝手に侯くんたちの会話を拾ってしまう
侯くんとしゃべりたいと思ってる自分がいるけど、あたしにはそんな勇気はなくて
と2人でのんでるしかなかった
『横山君横山君!一緒に飲もーよっ!!』
侯「え、俺?他のヤツ誘えやー(笑)」
『ええから!飲もっ!』
侯「ほなこっち来いや(笑)」
『おっじゃまっしまーすっ★』
「うわ、さすが芸能人!モテモテやわ!笑」
侯「まあな、俺は天下のジャニーズやからな!」
「よお言うわー!笑」
当時クラスでも派手な方だった女の子が侯くんの隣に座る
ボディータッチも激しくて、どう考えてもあたしに勝ち目はない
侯くんも楽しそうやし、、、
結局侯くんに話しかけられへんまま、お開きの時間になった
『横山君!連絡先教えてーやw』
侯「あー、俺連絡先教えられへんねん;こういう仕事しとるし;」
『えーなんでー!悪用とかせえへんよー?』
侯「すまんな(笑)」
「お前フられとるで(笑)」
『うるさいアホっ』
そんな会話も聞こえてきて、やっぱり一般人は相手にされへんねんなって思った
まあこんな近くでもアイドル見れただけ喜ばんとね、
「ほんなら解散ー!みんな気ぃ付けて帰れよー!」
「「おう!」」
そんなこんなであっさり解散になってみんなそれぞれ帰っていった
地元での同窓会やったから今日は実家に泊まろう思って歩いてると、中学時代の通学路にぶつかった
委員会の帰りとかたまに侯くんと一緒に帰ったな、なんて 笑
酔いを冷ましがてらゆっくり歩いてると帰り道によく寄った公園が見えてきた
なんだか懐かしくなって公園のベンチに座って目を閉じてみる
秋の夜風が気持ちよくって伸びをするとおデコにペチンってデコピンをされたような感覚がした
侯「?」
「侯くん……?」
目を開けると侯くんが目の前にいて、あたしを見てふにゃって笑った
侯「お前こんな所で何やってんねん(笑)」
「思い出に浸ってた」
侯「なんやそれ(笑)お前今日同窓会来とったやろ?なんで話かけに来おへんねん」
「やって侯くん楽しそうやったし、あたしが行ったら邪魔ちゃうかなって」
侯「俺中学ん時とかなり仲ええ方やと思っとったのに話かけに来てくれへんから若干へこんだんやで?笑」
あたしの隣に座ってた侯くんに公園のライトが少し当たって色っぽくって
しかも笑った侯くんがすごい男前で、あたしの顔が赤くほてってくのがわかった
侯「そういや、顔真っ赤やな?まだ酔いさめてへんの?」
「え……あ、うん//」
侯「しんどいやろ?こうしててええで」
顔が赤くなってる理由を悟られるのが恥ずかしくて酔いのせいにしたら
侯くんがあたしの肩を自分の方に引き寄せてあたしをもたれかからせる形にした
あたしの心臓は破裂しそうなぐらいドキドキしてて
侯くんに触れられてる部分が妙に熱くなっていく気がした
侯「なあ?」
「う…うん?//」
侯「俺な、中学ん時のこと好きやってん」
「え……?」
侯「何度も告白しようと思ってんけど関係が崩れんのがこわくて言われへんかった」
「……、、」
侯「でな、今日同窓会で見て思ってん。やっぱ好きやって」
「え……///」
侯「………好きや」
「………//」
侯くんの肩にもたれかかってるから侯くんの表情は見えないけど
きっと侯くんも真っ赤なハズ
やって侯くんの心臓もめっちゃドキドキいってんねんもん、
侯「俺の彼女になってもらえませんか……?」
「はい//」
やっと繋がった10年越しの想い
想い続ければきっとあなたも…………。
***あとがき****
んは!駄作´∀`
またやってきたよ魔のスランプ!!
小説書けねー!ぐは
しかもテスト期間ー!死
テストさよならー!爆
→ランクリする!
→感想も書いてみる!