PPPPPP...

「もしもし?」

『もしもしたーくん?今日何時に帰ってくるの?』

「ごめん、今日撮影長引きそうやから適当にこっちで泊まるわ」

『そっか…、わかった。』

「ごめんな、帰れへんくて。明日は早く帰れるから待っとって」

『うん、お仕事頑張ってね』

「ありがとう。、大好きやで」

『あたしも』

「ちゃんと鍵閉めて寝るんやで?ほなおやすみ」

『おやすみ』



電話を切って携帯の電源を落とす

俺が今向かってるのは、のマンション



身勝手ラビリ








「忠義っ……………ん、」

「………っ、」


合鍵を使って中に入るとが玄関まで走ってきた

言葉を交わす前にを壁に押し付けて深いキス

そう、この顔たまらん


「ただよし………っ、」

「そんなやらしい顔してヤられたいん?」

「…わかってるくせに」

「え?なんて?(笑)」

「ただよしっ、」

「わかってるって。ま、その前にメシな」


そう言ってから離れてリビングに向かう

一瞬不満そうな顔をしただけど、たくさんの料理をテーブルに並べる頃には
機嫌が戻った

料理本に載ってそうな料理がたくさん並ぶ


俺のために一生懸命作ったって報われることは決してないってことはも分か
ってるはずやのに


「うん、うまい」

「ほんと?嬉しい」


優しく笑ったの表情

ほら、また俺の中で罪悪感が生まれた


それからの視線が俺の左手で止まる


「…忠義指輪してたっけ?」

「ああ、これ彼女の誕生日にペアで買うてん」

「そうなんだ、」


ちょっと悲しそうな表情は俺の胸をまた苦しくさせた


遅い夕飯を食べ終わってソファーに座る

は食器を片付けると俺の隣に座って俺の首筋にキスしたり舌を這わせたりす



の手は俺のモノをズボンの上から軽く触れてて

俺がの腰に腕を回すと嬉しそうにソファーに座る俺にまたがってきた


それにしても今日のの部屋着もいつも通りいやらしい

もこもこの生地でできてるパーカーはチャックが際どい位置まで下りて胸の膨ら
みが見え隠れしてるし、ショーパンからはスラッとした足が惜しみもなく出ている

風呂に入ったらしく束ねてある髪からはシャンプーの香り



、ベッド行こ」




をベッドに組み敷いてまた深いキス

俺の手は性急に部屋着の上からの身体をなぞってて


ゆっくりと部屋着のチャックを下ろすとの形のいい胸が露になった


「ん…っ、…ぁ」

の身体久しぶりやな」


胸の突起を口に含んで舌で転がす


湿っぽい声を出すに目をやると、のいらやしい視線とぶつかった

俺はこの目にハマってん


「…忠義、下も触っ て、」

「えっろ、」


はそう言って俺の手を自分の下着の中に入れさせる


のソコはもうとろとろで

軽く俺の指を1本飲み込んだ


「んっ……あ、ぁあ ん」

「随分感度ええな、俺と会わへんかった間に男でもできたん?」

「そ んな…わけっ、ないっ…よ 、」

「ほんま?」

「あた し…には、忠義だけ…だも んっ、」

「ならええけど」


指を3本突っ込んで掻き回す

から漏れた甘い声、溢れてくる愛液


指を抜いてパンパンになったモノを中にいれると満ちてくる快感


腰をゆっくり動かすとの吐息と色っぽい声

それからも俺の動きに合わせて腰を振ってきた


「っ、…締めすぎやって」

「あ んぁ…、いいっ…もっ と、忠義」

「そん な動いたらあかん…っ、」

「んっあ、あぁ ん、…あっ、///」


ベッドの上でお互いに腰を振る

だんだん快感が込み上げてきて脳内が白くなってく


スパートをかけるとの声も一段と大きなって

ぐっ、と最後に一突きすると俺の欲望がの中にそそがれた





「忠義、また来てくれるよね?」


翌日の朝、帰ろうと玄関で靴を履いてるとがそう言った

俺がこれからのところに帰ろうとしてるのはきっとも気付いてる


けど俺の答えはいつも決まってる


「もちろん」



「忠義、好きだよ」

「俺ものこと好きやで」


の次にな。



俺は最後の言葉を飲み込んでの髪にキスをし、ドアを閉めた



めくるめく恋でもなくて、ましてときめきもない

でもこれも愛のカタチやろ?


この関係に終わりなんてない

だってなにも始まってなんかないんやから





***あとがき****

今回はちょっと短めのお話です
これはある曲に沿って淡々と書いてみました*
こんな嫌な男でもハマっちゃうと抜け出せないんですよね

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