*、SOS
いじめなんて
誰かに頼れば解決する
そう思ってた。
「死ねよ(笑)」
「飛び降りでもすればあ?」
「お前の居場所、ここにないことわかるよね?」
学校に行けばこのありさま。
悪口なんてまだ軽い方。
殴る蹴るなんてもうあたりまえ
理由なんてわからない。
あいつらが少しでも気に入らないと思えば
周りの人物が全て敵になる。
誰かに頼りたい。
助けてほしい。
頼れる人が
いないわけじゃない。
だけどいじめられてるなんて
なんか恥ずかしくて、
情けなくて…
助けを求めることなんて
わたしには出来ない。
けど、彼氏の聖が
薄々気づいてるっぽくて、…
毎日隠すのに必死。
聖「なあ」
「なに?」
横に座ってる聖を見ると
わたしの腕を
じっとみつめて
ちょっと不機嫌な様子。
聖「その腕の傷、なに。」
「…転けたの(物を投げられたなんて言えない)」
聖「いつどこで?」
「昨日、学校で。(嘘はついてないもん)」
聖「へえ。じゃあその足の傷は?」
「こ、れも転んだ時に」
長い長い沈黙。
聖「隠しきれてるとでも思ってんの?」
「…(やっぱバレた)」
聖「亀から聞いたんだよ。この前教室でが蹴られてたって」
「へえ…」
聖「へえじゃねえだろ。何ですぐ言わないんだよ!。」
聖の怒鳴り声が
部屋中に響き渡る。
「…言えるわけないじゃんっ」
聖「は?」
「好きな人に、弱いとこなんて見られたくないじゃん…」
聖「おまえ、馬鹿じゃねーの?そんなことで「そんなことじゃないよ…っ、」
「それに、ただえさえ聖は学業と仕事で忙しくて大変なのに、わたしの事で負担かけらんないよ…。」
気持ちをわかってくれないこと
バレてしまった恥ずかしさ。
色々なものが込み上げてきて
涙で視界がぼやける。
聖「…お前に関係することは、負担なんかになんねーんだよ。」
「でもっ、…っ」
聖「なーくーなーよ(笑)俺が泣かしたみてーじゃん。」
そうって、
頬に伝った涙を
親指で拭ってくれる。
聖「明日そいつらボッコボコにしてやっから。な?」
「、手出したら仕事にひびいちゃうよっ…」
聖「俺には達者な口がついてんだから心配すんな(笑)」
「ううっ、ありがと…っ」
聖「助けてほしいときは言えよ。辛いなら辛いって言え。
のSOS受け止めてやっから。」
泣きじゃくるわたしを抱きしめ
赤ちゃんをあやすように
背中をトントンとたたく。
「聖がいれば、無敵だねっ」
聖「ったりめーよ(笑)ずっとそばにいろよ?」
「ったりめーよ♪(笑)」
おわり
*、
こんばんわ(・ω・)♪
副管理人の夏でございますっ
短編のわりに長い(笑)
なんかすいません…←
聖くんは初ですっ
キャラを壊さないように
口調を考えて書きました♪
気に入っていただけたら
嬉しい限りです☆ミ
ここまでお付き合いいただき
ありがとうございました。 夏
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