ふと目を覚ますと甘い匂いが部屋中に満ちているのに気が付く。

まだ眠たい。

重いまぶたに抵抗することなく、ゆっくりと目を閉じた。






と、
聞こえてくるのは彼女の足音。

「博貴ー、クリーム余っちゃった…。あれ、」






甘い匂いはきっとケーキの匂い。
スポンジが焼ける、甘くて優しい匂い。





ream on..









鼻の頭に冷たい感触がした。
君がクリームを鼻に乗せたみたい。

「いただきまーす。」

ぺろりと舐められる鼻。
舌の感じが心地いい。






「耳もおいしそう、」

なんて、君はどこまで無邪気なんやろう。

耳のクリームを舐められた途端びくりとする体。
それをいいことに俺は目を覚ます。






「何してんの、。」

「わ、博貴、おはよ。」


思わず後ずさった君の手首を掴んでみた。
な、そんなことされたらムラムラするやんか。





「おいしそうなクリームやな。」

「うん、ケーキ、作ってて」


君の手からクリームを奪い取る。
固くホイップされたそれからも甘い匂い。


も、おいしそう。」




ぺろりと舌なめずりして君を床に倒す。
思ったより鈍い音して組み敷かれた君。


「きゃ、ひろ…」

「かわい」



痛くなかったかな、なんて心配するよりもキスしたい衝動のほうが強い。
もう我慢できひん。


舌を出してその上にクリームを出す。
甘い味を舌が感じる。

そのまま舌を出して、君の唇を奪った。


「う、ふ…」

「ん、んっ…」


ふたりの間は甘ったるくて、クリームのせいかな?それともキスのせい?





片手で君の服を捲ってブラのホックを外す。
手の平で優しく胸を包み込むと君が息を漏らす。




「かわいいおっぱい。」

「やだ、」

「おいしそ」



唇を離すと目に映るは、いやらしい膨らみで。
おいしそうで仕方なくて、俺はクリームをその先端に絞り出す。





「恥ずかし…」

「めっちゃやらしー。」

「ひろき、」

「いただきます」




下から舐め上げるようにクリームをすくって、突起を刺激する。


「あんっ、やぁ…」


君の小さな手が、嫌、と俺の胸を押す。
な、そんなんで止めるとでも思ってんの?




「んっ、ん…はぁ、うま…、ん」

「やっ、ひろきっ…あぁっ」

「はぁ、ん…気持ち…?」

「あぁん、う、んぅ。」




君の足が俺の足に絡みつく。
体をよじる君に笑みが零れる。

気持ちいいんや。





「ん…はぁ、」

「ね、ひろき、だめっ、その音。」

変になっちゃう、と君が呟く。
俺が胸を吸ったり舐めたりするやらしい音が部屋を支配する。





唇を離すと、かわいらしい胸が、薄く残ったクリームと俺の唾液で濡れてる。
なんだか精液みたいで興奮してしまった。





「はぁ…、」

君の足を曲げ、スカートから露わになったパンツ。

「や…」

「かわいいパンツ、エロいな。」

「もう、恥ずかしい。」

「俺、こーゆーの好き。」

「うん、知ってるよ…」


だから買ったんだもん、なんて。
君はどこまで俺を虜にしたら気が済むんやろ。





「かわいい、」

優しく微笑み、パンツの上からクリを指先で撫でてみる。

「あ、っ…ひろきっ」

「ど?気持ちい?」

「んっ、はぁ…あんっ」




優しく触ったり、押したり、ひっかいたり、強く擦ってみたり。




君は俺が触り方を変える度に声色を変える。






「お前変態やな。めっちゃ濡れてるやん。染みなってる。」

クリからさらに下にも触ると、パンツはどんどん君の甘い蜜を含んで色を変える。


「あっ、ひろき…直接、触って…」


物欲しそうに口を開けて君が言う。
色っぽい表情。
目が離せなくなりそう。







そのままクロッチの部分をずらしてするりと指を入れる。

指先に絡まるねっとりとした感触。
君が感じてる証拠。



ナカに指を突っ込んでいくと水の弾けるような卑猥な音がする。


「あっ、やん、あ…ひろっ」

「えっろい声。」

「ひゃ、あんっ…やだっ」

「なにが嫌なん」

「はずかしっ…」

「ほな止める?こんなぐちょぐちょなってんのに?」



ゆっくりと君のナカから指を抜くと指先はいやらしく光ってる。

それを君の目の前で広げてみせると、ぬたりと液体が糸を引く。




「見ぃや、これ。やらし。」

「ひろき、」




恥ずかしそうな、悲しくて切ない表情を浮かべる君。

かわいくて仕方がない。



俺は指にまた少しクリームを足す。

「舐めろ。」



君の愛液とクリームのついた指を無理矢理口に突っ込むと、そこにまた唾液が絡まる。

こんなことしてる俺もよっぽど変態やな。






舌で君が俺の指を舐めて、奥へ突っ込むと苦しそうな顔。
吸ったり舐めたり、そんな様子に俺のモノも既にはちきれそうで。

「な、舐めてや。」

ズボンと下着を下ろすとソファーに座る。






「ひろきのおっきい。」

「お前がエロいからやん。」


その前に膝立ちになって、君は俺のモノにクリームを絞ると小さな口を大きく開いてソレを含む。






じゅぽじゅぽと君が顔を動かしながら俺のを扱く。
クリームが口の端からたくさん溢れてて、なんだかエロい。


裏筋を舐められて、カリにやわらかい唇が引っかかる。




「うっ…あ、はぁ…」

息と声が漏れる俺をみて、苦しそうにしながらも微笑む君は、そっとタマに触れてそれを優しく転がす。



「あっ、っ…それあかんっ」

「らめじゃないでひょ?」

「う、あっ…はぁ、」

「まら、いっちゃらめらよ。」

「あっ…はぁ、く、う。」

「ひろきかあいい。」




いつのまに俺の気持ちいとこ全部知り尽くしたんやろ。
ほんまに危なくなって、俺は君の口から自身を無理矢理抜いた。

ナカに入れたい。








ソファーに君を倒してパンツを膝までおろす。
足をぐいと広げると相変わらず濡れてる秘部。

口端からはクリームが垂れていやらしい。


我慢も焦らすことさえ出来ずに俺は君のナカに自身を挿入した。






「うっ、ん…あぁっ!」

「はぁ…、」

「はぁっ、ひろ…気持ちいっ」

「俺も、はぁっ…気持ちい…」


「ひろきの、あっ…おっきいっ、やぁ」

「はぁ…う、く…」

「かたくて、ふとくて、気持ちいのっ」

「はぁ…おまっ、淫乱すぎるやろ、」


「あぁっ、あんっ…だってぇ、」

「あ、そんな…耳元で言うなや、」

「ひろきぃっ…」

「あかんっ、う…はぁ、出るっ」

「ひろき…いっぱい出してっ」

「あ、あ、っ…くっ!」










……………………
………………
………



「見て、クリームみたい。」


はぁはぁと息を乱す君。
秘部を広げると穴からはとろりと俺の精液が流れ出る。



「やらし、」




ソファーの上、寄り添うと、
甘く君からはケーキの匂いがする。





「あ、ケーキ…」

「ん?」

「冷蔵庫に入れてない…」

「え?!そうなん?」


「だって、余ったクリーム、博貴にあげにきただけだもん。」

「そんなん、お前が鼻とか耳とか舐めるから…」

「そんな盛ると思わなかったんだもん。」






きっとケーキはクリームが溶けてしまってるやろう。


「でもな、」


のほうがおいしそうやってん。






耳元で囁くと顔を真っ赤にする君。


「あたしもね、気持ちよかったから、幸せなの。」




溶けたクリームもきっとおいしい。
君が傍にいてくれるなら、ね。






end.
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→のらくらまい
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