「好きやで


「………うん、、」




ちゅ、、、





もうこれで終わりにするって決めたのに


やっぱりあたしはすばるから離れられないんだ










あたしがすばると出会ったのは少し大きな飲み会でだった




その飲み会には何人か芸能人も来てて(いわゆるジャニーズってやつ)


参加してた女の子達はみんな一生懸命話し掛けてた





ー、うちらも話し掛けに行こうよー!安田君と大倉君と横山君がいるんだよ?」


「あたしは見てるだけで十分だよ(笑)」


「えー 大倉君ちょーカッコイイのにー」


行ってきたら?」


「いいの?じゃあ行ってくるーw」




そう言って大倉君の方に行く



実はあたしもも昔から関ジャニ∞のファンで


まさかこんなところで会えると思わなかった



けどあたしには声をかける勇気もなくて
(無視されたらかなり凹むし)



結局一人で寂しくカウンターで飲んでるしかなかった




「あれ お姉さん一人なん?」


「え……、、」




少し経った頃 あたしに声かけながら隣に座ってきた人がいた





大きい目に長いまつげ




キャップを被ってて手には入れ墨







一瞬でわかった







渋谷すばる







昴「ヤスとか大倉んとこ行かないん?」


「あ はい、、」





すばるはあたしと同じ物を注文して


それからあたしに目線を戻した




昴「あーあれや あんまり芸能人とかに興味ない系なんや」


「そんなことないです//前からあたし渋谷君のファンで……これからも頑張ってください//じゃ……」


昴「待てって」




目の前にすばるがいるっていうだけで心臓が破裂しそうなぐらいドキドキしてるのに




待てって言われて腕をつかまれて


顔が熱くなるのがわかった





昴「自分 俺のファンなんやろ?」


「は はい、」


昴「なら一緒に飲もうや」




つかまれてた腕をぐっと引かれてすばるの隣の席に戻された





昴「なあ 年いくつ?」


「24です//」


昴「俺より年下なんや 薬指に指輪ってことは男おるん?」


「あっ、」




別に今の彼氏に不満なんてないのになぜか無意識に薬指の指輪を隠そうとした自分がいて


それを見たすばるが笑った




昴「別に隠す必要ないやんか(笑)浮気してるわけちがうんやし」


「ですよね(笑)」



昴「それともさ、」


「……ん?」








気がついたら目を閉じたすばるの顔が目の前にあって




キスされたって気付いたのはそれから数秒後






昴「そうゆう関係になる?」






それから耳元で甘く囁いたのはきっと



あたしがおちるってわかってたから






昴「どお?」


「(コクリ)」


昴「なら行こっか」





2人で席を立ちすばるの手があたしの腰にまわって歩きだした






今回だけ 今回だけだから



そんな思いで近くのホテルに入った





昴「座って?」





すばるにベッドの上に座るように促されてすばるの方を向くようにして座った


そしたらすばるの顔が近づいてきて深いキス


そのままベッドに押し倒された




「…………ん、」


昴「かわええ」




首筋にキスを落しながらすばるは片手であたしの下着をとって


あたしの胸に吸い付いた




「ん……ぁ……っ、」


昴「下はどうなってるんやろな、」


「ひぁっ…、ぁっん…//」


昴「もう濡れとるやん」


「っん……あっ///」




胸はすばるの舌に責められてソコはすばるの指に撫でられる


すばるの指を入れてくれない感覚がもどかしい




「ちゃんと触って……っ」


昴「えー?笑」


「ちゃんとっ……、///」




なかなか入れてくれないすばるの指をソコに持っていって押し付けた




昴「淫乱やな(笑)まあそーゆーのも好きやけど」


「んっぁあっ……っやあっ」


昴「どこが気持ちええん?」


「あっ…、んぁっ…///」


昴「そんなにきもちい?笑」




指をバラバラに動かされて意識が飛びそうになった時


すばるが自分自身を入れてきた




昴「締めすぎやって…、」


「んっ……ぁあ……////」




眉間にしわを寄せながら腰を動かすすばる


あたしもすばるに合わせて腰を浮かせた




「んっ…、はぁっ、//」


昴「もっと力抜いて、」


「むりっ……あっ///」


昴「っ…、動いて…、」


「あっ……ぁあっ、」




だんだんすばるが腰を打ち付けるスピードが速くなってきて




「あっ、…イくっ!!////」


昴「俺も…もう出るっ、」





すばるが最後に奥に突いた時


あたしは意識を手放した





この時のあたしは彼氏への罪悪感よりもすばると繋がれたことの方が嬉しかったんだ、





***




あれから約1年




あの関係はやっぱり断ち切れなくて


電話がかかってくる度にすばるを求めてホテルに向かってしまう





体目当て 遊ばれてる



そんなの誰に言われなくてもわかってた





だから だから今日で終わりにするんだ、




「ぁっ、あ…んっん!//」


昴「キツっ……、」


「や やだっ、イ…イくっ…!//」


昴「アカン……っ」


「んあっぁあっ!!///」


昴「っく、」






行為の後、きっとこれで最後になるすばるの腕枕の上であたしは涙を流していた




眠っているすばるの横顔が妙に愛おしくなって


眠る君の首筋に小さなキスマークを残した




こんな目立つところにつけて迷惑だったかな?


きっと最後だから許してくれるよね、





それからすばるの唇に最後になるであろうキスを残してすばるから離れた




ベッドからおりて1枚1枚服を拾う


あたしは服を身につけながら無意識のうちに眠るすばるを見つめてた





仕度もすんであとはホテルを出るだけ






あたしはもうすばるの方を振り向かないって決めた


振り向いたらすばるから目を離せなくなっちゃいそうだから、





さよなら。




心の中でそう言ってドアノブに手をのばした瞬間





「待てって」





そう声が聞こえて後ろから抱きすくめられた





すばるの声 すばるの息 すばるの体温 すばるの全てを感じる





初めて会った時と同じ言葉で呼び止められて



あたしはまた振り向いてしまいそうになった自分を一生懸命抑えた





昴「なあ……もしかしてもう会わないとか思ってる?」


「………、」


昴「なんやねん 勝手に泣いて勝手にキスマーク残して勝手にキスして……俺なこと嫌いになったんか…?」





すばるがあたしを抱きしめる力が強くなった


それからすばるはあたしの肩に顔を乗せた





「すばるのこと……嫌いになってないよ…」



昴「なら…」



「あたしね…すばるに出会う前から付き合ってた彼氏にプロポーズされたの……あたしプロポーズ受けようと思って……」



昴「う、嘘やろ…?前に言うてたやんか、あの彼氏は嫌いでもないけど好きでもないって。そんな奴と結婚してまうん…?」



「でも でもね、すばるとこのままよくわからない関係でいるよりは結婚する方がいいと思うの。すばるにはたくさん女の子がいてみんなとこういう関係なんでしょ?あたしプロポーズを蹴ってまですばるとこういう関係でいたいと思えない……」




昴「俺、他の女切ってでもといたい」




「すばる……できないのにそんなこと言っちゃダメだよ……」



昴「なあ… 結婚なんかせんといてや」



「ごめんねすばる…あたしもう25歳だよ……絶対に結婚に結び付かない不透明な関係なんか続けられないよ……」






あたしがそう言うとすばるの抱きしめる力が弱まった





昴「、こっち向いて」


「やだ、、」


昴「こっち向けや、」





すばるに無理矢理後ろを向かせられてすばるの方を見た


もちろん顔なんて見れないけど





昴「俺の目みて、」


「やだ……」


昴「!!」





大きな声で名前を呼ばれてすばるの目を見ると今までに見たこともないような悲しそうな目


なんであたしなんかにそんなこだわるの、、?




いつもならすばるの方から女の子に出てけとか言って追い出すくせに……







昴「もし……もし俺がに今、結婚を前提に付き合ってくれ言うたら……そのプロポーズ断ってくれるか?」




「え………」




昴「好きやねん ほんまに好きやねん。俺から離れんといてや…」






ぎゅってあたしの手を握ってそう言うすばる




嘘かもしれない


むしろ嘘の可能性の方が高い





でも


あたしは素直に嬉しくてたくさんの涙があたしの目を濡らしいた






昴「好きやで」




「うん………っ、(涙」







昴「愛してる」




ちゅ、






涙を流しながらただただうなずくあたしにすばるが優しくキスをした







昴「泣くなや(笑)」



「う゛ん゛…っ(涙」





くしゃくしゃってあたしの頭を撫でるすばるの笑顔を信じようと思った







すばる…







愛してる。







***あとがき****

無駄にくそ長い゜∀゜笑
しかも終わり方が(死)
最近更新サボり気味ですみません(><)

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